東日本大震災から10年が経ちました。同年の3月23日に肺癌手術をした私の話です。

平成23年1月、東大病院の人間ドックで肺癌の可能性有りと診断されました。
可能性なので、とにかく検査する事を優先して1週間の検査入院をした結果「肺腺癌」でした。

父親を癌で亡くした経験から癌の怖さは知っていましたが、自分自身が癌宣告された時は何故か冷静に受け止めて居ましたが、検査入院して結果が出るまでの間は毎日が不安でした。
転移が無いと知らされた日に、「まだ俺の所に来るな」と父親が言っている夢を見ました。

腫瘍が右肺の上部に有った為、「手術の判断が遅れていたらリンパに転移して居た可能性があった」と、術後に担当医から聞いた時には、「肺癌の可能性がある」と診断されてから迷うことなく、検査入院を決断した事が良かったと思いました。

癌は怖い病気ですが早期に発見して治療すれば完治する病気です。

事実を知る事が賢明な判断をする為には必要な事と実感しました。