以前、10年以上も相続で係争になっていた事案を解決した時の話です。

都内の地主一族に相続が発生した事で、仲が良かった親族が対立する話は、テレビドラマの題材としては面白いと思いますが、実際に相談を受けた時には、まさか半年で解決出来るとは思ってもみませんでした。

親族が対立した原因は、高圧的な弁護士が介入して、合法的に手続きを進めていた為に、相続人の意見や真意が無視された事に有りました。 弁護士は法的な説明を繰り返していたそうですが、相続人には理解が出来ていなかった様です。 自然と親族の間に、お互いの不信感が生まれて、話し合いが出来ない状況になりました。

私は5名の相続人の一人一人に面談を申し入れて、「要望と意向を本音で聞かせてください。」とお願いしました。
皆様は、それぞれ相続する事に思いが有って、法律の範囲では解決出来ない要望もありましたが、親族間での醜い相続争いは避けたいとの意向は一致していました。

結果、2名の相続人は円満に解決する事を条件に、一切の請求を放棄してくれました。
相続人の皆様に丁寧に説明をしたうえで、ご理解頂いた事で相続争いに終止符が打たれました。

説明する事の難しさと、理解して頂けた時の感謝を実感した事案でした。